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四十九回目。
金曜に、ちょっとした発表があるので準備に追われています。前にもちょこっと書いたけど、『ロ―ドム―ビ―にみる、ラテンアメリカ』という主題で、発表する予定なのですが、私の発表目当てに(?!) 受講していない友達も、もぐりで見に来ると言っていたので、気合が入ってます。正直・・・こんなこというのは失礼なのですが、他の生徒さんの発表は・・・面白くないです・・・というか、興味がないことを無理矢理調べて、淡々と発表しても、そりゃしんどいだけだよな―と思うんですけどね。なので、腕の見せ所だ!!と、自分にハッパ書けながら原稿書いたりしてます。― というわけで、せっかくだから発表する映画のことを書いてみたいと思います。授業のためにもなりますからね!! 

『ラテンアメリカ 光と影の詩』(92年アルゼンチン・フランス製作)

スト―リ―は、こちらをどうぞ。(←めっちゃネタばれしてますが) TSUTAYAでは日活から販売されたビデオしかレンタルしておらず、DVD化されてないようですね。でも、非常に優れた映画です。93年に製作されたこの映画ですが、前半では当時のアルゼンチンが置かれていた厳しい経済・生活状況が描かれています。それらが、直接的ではなく、主にメタファ―を用いており、それら全てを理解できるほど私はアルゼンチンについて知らなかったのが残念です。主人公マルティンの通う学校の教室の映像ではドイツ表現主義を思わせるような不気味さがあり、芸術性も高い。その割に登場人物たちは不自然なほど平然と日常を過ごしているのもシニカルなんですよね・・・

ウスワイヤを飛び出したマルティンが向かった先に広がるのはパタゴニアの大地。映像的に贅沢な大自然はラテン映画の醍醐味(強味)のひとつ。マルティンの父親は童話作家という設定なので、このあたりから映画の随所に彼の童話が日本昔話のように盛り込まれていきます。童話は先住民の悲しい侵略の歴史を伝説を交えて語られるのですが、マルティンはスペイン移民の子孫という設定なので、奇妙な印象を受けました。(自分の祖先を批判的に描くので)私の勝手な推察ですが、世界でも厳しい状況にあったアルゼンチンを先住民が侵略で淘汰されていった様子になぞらえてるのかな、と。非常に社会的メッセージの強い映画です。

童話のシーンと同様に目を惹くのが、何回もテレビ画面に映されるニュース映像なのですが、実際のニュースとは違い非常に皮肉の効いた内容で、それぞれ何かを隠喩してるんでしょう。それらを読み取るには当時の背景を知らないとイカンのでしょうが、授業でそれを述べるには膨大な時間を要するので、あとから個人的に調べたりしてみようと思ってます。相当政治的にも腐敗してたようですね・・・ラストに、主人公が父親と再会できるかどうかは是非ご覧になって確かめていただきたいのですが、私としては理想的な終わり方でした。何より、『父親を求めて』旅に出た少年が旅を通して、いつしか『父親から自立するため』の旅だったということが、素晴らしい。(ここも私の解釈ですが)やや、ファンタジックな表現も見られ、個人の解釈に任せる部分が多いこの映画はボ―ッと気楽に見る感じではありませんが、ロ―ドム―ビ―にありがちな、中だるみもなく好きです。DVD化してくれたら買うな。
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なぜ、私がロ―ドム―ビ―にしたか、についてはクリックで。
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三十二回目。

今日は10月最後の日、そして水曜日ですね。一番好きな曜日です。大学も楽しいし、映画はレディ―スディ。週の真ん中、1000円で気分転換を味わえる。男性諸君、申し訳ない。と云いながら、最近はバイトを代わらせられたり、PC修理の人が来たりで、なかなか映画館まで足を運べませんでしたが。・・・さて、今日観た映画は『インベ―ジョン』です。『ブレイブワン』と迷ったのだけど、ジョディ様とニコ様が私の中で大乱闘をした挙句、ニコ様の快勝でした。(単に上映終了が迫ってたからです) 私は不親切なので、追記でネタ隠しなどしないので、読み続けてネタばれしても責任取れません。あしからず(笑)

The Invasion 

確か、これはジャック・フィニ―の『盗まれた街』を基に映画化された4回目のリメイクなんですよね。私が観たのは70年代の『ボディ・スナッチャー』かな、ドナルド・サザーランドが印象深かったけど、残りの記憶がほぼ皆無なゆえ、過去作品とは比較せずに観ました。ストーリーは、宇宙からのウイルス型知的生命体の侵略(インエベージョン)によって、人が同化してゆく、つまり平等(≒非人間的)になってゆき、それに対抗するニコ様・・・と極めてシンプル。まず、主演のニコ―ル・キッドマンが素晴らしい。まぁ、映画選びも上手い彼女は、ハズしたなぁ思ったことがまずないのですが。しょっぱなの一瞬写った透けたTバック姿にクラッときた人が私以外にもいるはず。侵略されてゆく街の褪せた無機質ブルーの色彩に、彼女の金髪と碧眼が映えて、もはや誰も「お前、昔は赤毛だったじゃね―か」なんて云えません。全体より、顔にフォーカスする心理描写は、監督の妙技が効いており、なかなか秀逸。監督が交代したりなんだかしたせいで、後半がバタバタッとした印象が否めないのですが、あのままシュピーゲルが撮り続けていたら救いの無い終わりになっていたのかもしれませんね。ハリウッドが認めないような。私も、迷宮には出口を、絶望の中には希望をどこかで期待してしまうヌルイ人間なので、助かったと云っても良いかも。最後の、ジェフリー・ライトの台詞回しの安っぽさには吹いたけど(私以外に吹いた人が6人いた観客のうち約一名) 前半特に良かった。まぁ、そもそも『平等』という言葉を人間がよくもまぁ作り出せたな、というほど日頃矛盾を感じているものなので、エンターテイメントの枠をはみ出さずとも、こういう映画がリメイクされ続けているのは普遍的な疑問がいつの時代もあるからでしょう。映画内で「北朝鮮が核を放棄して世界から核が消滅しました」って云ったり、イラクでピースサインを頭上に掲げてる人が描写されるだけで、滑稽さを感じてしまったほど、私(たち)のなかで「平等」と「平和」は相容れないものだと認識してるのが・・・少し怖くなったかも。

なかなか楽しめました。ニコ様グッジョブ。追記でもうちょい雑談続く。



つづきはこちら
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二十四回目。

やれやれ、問題児のコズミオ君ですが、明日先生が来て、おしおきしてくださるそうです。地元のケーブル会社と提携している、PC関連の修理などを行ってる会社の方なのですが、すでに何度かお世話になってます。恥ずかしながら。とりあえず今のコズミオ君の状態は、何らかのエラーで初期化されてしまった感じで、とにかく今までのコズミオ君ではありません。反抗期ですか?ママに向かって歯向かうとは!! 隠したアドレス帳と大事なマイピクチャ返しなさい!! (号泣) 損失したデータの復元を専門に行ってる方なので、明日ナントカなることを信じるしかないのですが・・・とりあえずネットも使えてメールもできて、過去のレポートやら音楽ファイルやらは無事なので安心ですが。コズミオ君、明日が山場になるけど頑張るのよ!! (さっきと言ってること違うし)

Photo Sharing and Video Hosting at Photobucket 

さっきここに書いてたことが、読み返したらすごくネガティブで私に対するイメージにも大きく影響を及ぼしそうだったので、編集することにしました(笑) お読みになった、数名の方々は読まなかったことにしてくださいね(笑) 1...2...3...はい、忘れましたね。(ニッコリ) ところで、新しいブログになってから音楽ネタがぐっと増えた気がします。最近映画とか、あまり観てないんですよね。というか地元で放映してなくて・・・今一番見たいのは『ナルコ』と『サルバドールの朝』ですね。後者はかろうじて横浜で放映してる映画館がありますが、『ナルコ』はユーロスペースとかいかないとやってないんじゃないかな。正直あとからDVD買うのと、渋谷まで電車賃払ってみるのもあまり価格は変わらないんですけどね。・・・ちなみに、キネ旬でも評判がよかった気がします。キネ旬は前まで立ち読みして充実してたら購入していたのですが、さすがに金銭的に厳しいので大学の図書館で貪るように(?)読むという苦肉の策に出ました。便利ですね。図書館って。

ヒース・レジャーの『キャンディ』も、観たいと思ったのですが、ヒースがちょっと予想外です。観ればハマってると思うのかもしれませんが(演技うまいし)、少し年齢もいってる気が・・・残酷なことをいってしまうと、リバー・フェニックスにやって欲しい・・・駄目だ、泣けてしまう。ジェフリー・ラッシュなども出ているし、演技面では安定してそう。どのみち神奈川県では上映してませんけど。そういや、昔『キャンディ』っていうオバカ映画ありましたよね。あれはカルト的な部類に属するのか、少なくとも私は退屈すぎて楽しめなかった記憶が。

♪今聴いてる曲♪
Okkervil RiverOur Live is Not a Movie or Maybe
蒼くて薄暗い雰囲気の旧作も好きですが、こういう感じも良い。サウンド面では私の中のOkkervil Riverという陰鬱なイメージを払拭しながら、歌詞は・・・にしてもなんでいつもジャケ写が悪趣味なんだろう(笑)

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十一回目。

プレデター』のHDリマスターバージョンが日テレで放送していましたね。当然この枠の映画は、大抵見尽くしているので、あまり観ないのですが今回はついつい・・・ナニブン怪物モノが大好きなので。こういうのたまんなく好きな人って、めっちゃいるじゃないですか!特に私はこのプレデターというキャラクター像がツボなんですよね。特に『セルフ・オペレーションシーン』が各作品、面白い。痛み止めを使わない、男らしさ(?)と、つい堪らず叫んでしまうとこが可愛いし、ブラック・ジャックほど器用じゃない手つきとかも愛しい。あと捕食対象(捕食と云っても殺人目的なだけですが)が抵抗力を持つ手ごたえのあるものだけで、弱者は対象外というジェントルマンなところや、甲殻類チックな口元が実にキュート。意外とWikipediaの解説が細かいので、面白いですよ。さて、映画の方なのですが、シュワルツネッガーがあまり好きでない私はプレデターに目線噛り付き状態。また、『エイリアンvsプレデター』の続編が公開されるじゃないですか?プレデリアンというベビーが誕生するようですが、どのような形態をしているのか今からドッキドキです。ただ、外見だけでなく、脳タリンのエイリアンにプレデターの知性や思想が植えつけられるとするのであれば、かなり最強且つカッコ良いキャラになるに違いないですね。

ちなみに、私つい最近までプレデターを演じていたのはスタント時代のジャン・クロード・ヴァン・ダムだと思ってました。だって『ロードショー』に書いてあったんですよ!でも、違ったんですね。どうも身長が足りなかったからみたいです。まぁ230cmくらいの設定ですしね。実際に演じていたのは、2作品ともケヴィン・ピーター・ホールという黒人俳優で、なかなか精悍な顔立ちで、スタントには勿体無いくらい。 しかし、
海外サイトによれば、酷い交通事故に遭ってしまい、そのケガの手術の際にした輸血が原因でHIVになり1991年に35代の若さで他界しているよう。惜しいですよね・・・今ではありえない(ハズ)の事故ですから・・・ちなみに主演ドラマの撮影を終える前だったようで、さらなる飛躍を目前に控えた死だったのですね。

ところで、話を戻すと、私はヴァンダムが大好きなわけです。いわゆる『批評家ウケのする高尚な映画』が好きな人なら、鼻にもかけない俳優かもしれませんが、私からすればヴァンダムが出演していれば全てOKです。(甘すぎる!) 筋トレしまくりという時点で十分「M」なのでしょうが、それが作品にも出ちゃってるのが最高。ストイックで寡黙な役が多いのは、英語をあまり話す必要がないからなんじゃないかな―と勝手に推測してるんですけど、この手の役は妙にMッ気あって、自分のこと痛めつけまくりなんです!多分、ヴァンダムはそういうプレイが好きなのかなぁとニンマリしつつ観てる私は一体。マッチョ自体は苦手なのですが、映画のような非現実的世界では(というかヴァンダム・ワールドでは)好きです!
まぁ、ココ最近は劇場公開はおろかビデオ化も遅いので、キャリア低迷振りが顕著に表れてますが・・・やはりアクション一辺倒というのは厳しいですよね。う―ん、ステロイドとかに頼っちゃったら、潔く引退したほうが美しいよね。(これはシュワルツネッガー氏の話ですが) 

おっと、極上A級映画からB級、C級映画まで大好きな雑食ぶりがここでも出てしまった・・・(笑)

♪今聴いてる曲♪
The Pale PacificGravity Get Things Done
何?もっと記事内容に合わせて武骨な曲とか聴くべきなの?極上インディポップですみませんね!(笑) TPPって、いわゆるデスキャブ系譜バンドなんだろうけどGabeのヴォーカルって超最高。やさしいね。

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