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三十二回目。

今日は10月最後の日、そして水曜日ですね。一番好きな曜日です。大学も楽しいし、映画はレディ―スディ。週の真ん中、1000円で気分転換を味わえる。男性諸君、申し訳ない。と云いながら、最近はバイトを代わらせられたり、PC修理の人が来たりで、なかなか映画館まで足を運べませんでしたが。・・・さて、今日観た映画は『インベ―ジョン』です。『ブレイブワン』と迷ったのだけど、ジョディ様とニコ様が私の中で大乱闘をした挙句、ニコ様の快勝でした。(単に上映終了が迫ってたからです) 私は不親切なので、追記でネタ隠しなどしないので、読み続けてネタばれしても責任取れません。あしからず(笑)

The Invasion 

確か、これはジャック・フィニ―の『盗まれた街』を基に映画化された4回目のリメイクなんですよね。私が観たのは70年代の『ボディ・スナッチャー』かな、ドナルド・サザーランドが印象深かったけど、残りの記憶がほぼ皆無なゆえ、過去作品とは比較せずに観ました。ストーリーは、宇宙からのウイルス型知的生命体の侵略(インエベージョン)によって、人が同化してゆく、つまり平等(≒非人間的)になってゆき、それに対抗するニコ様・・・と極めてシンプル。まず、主演のニコ―ル・キッドマンが素晴らしい。まぁ、映画選びも上手い彼女は、ハズしたなぁ思ったことがまずないのですが。しょっぱなの一瞬写った透けたTバック姿にクラッときた人が私以外にもいるはず。侵略されてゆく街の褪せた無機質ブルーの色彩に、彼女の金髪と碧眼が映えて、もはや誰も「お前、昔は赤毛だったじゃね―か」なんて云えません。全体より、顔にフォーカスする心理描写は、監督の妙技が効いており、なかなか秀逸。監督が交代したりなんだかしたせいで、後半がバタバタッとした印象が否めないのですが、あのままシュピーゲルが撮り続けていたら救いの無い終わりになっていたのかもしれませんね。ハリウッドが認めないような。私も、迷宮には出口を、絶望の中には希望をどこかで期待してしまうヌルイ人間なので、助かったと云っても良いかも。最後の、ジェフリー・ライトの台詞回しの安っぽさには吹いたけど(私以外に吹いた人が6人いた観客のうち約一名) 前半特に良かった。まぁ、そもそも『平等』という言葉を人間がよくもまぁ作り出せたな、というほど日頃矛盾を感じているものなので、エンターテイメントの枠をはみ出さずとも、こういう映画がリメイクされ続けているのは普遍的な疑問がいつの時代もあるからでしょう。映画内で「北朝鮮が核を放棄して世界から核が消滅しました」って云ったり、イラクでピースサインを頭上に掲げてる人が描写されるだけで、滑稽さを感じてしまったほど、私(たち)のなかで「平等」と「平和」は相容れないものだと認識してるのが・・・少し怖くなったかも。

なかなか楽しめました。ニコ様グッジョブ。追記でもうちょい雑談続く。



ニコ様褒めまくりだったけど、ダニエル・クレイグも好きです。007観てないけど。あの皺っぽい顔が映画俳優特有のプラスティックさを感じさせず味がある。あと、リヴァプール育ちだけど、語の発音と声が上品。ジェレミー・ノーザムは生まれつきの『イイ人ヅラ』のせいか、逆に感情を殺す役が目立つのも面白い。(この映画の演技が気に入ったら「カンパニーマン」もオススメ。こっちのジェレミー超イカス!!) ニコ様の息子のすきっ歯具合もラブりィだったし。

それにしてもニコ様はいつも映画がヒットしないというのが勿体無い。(一億ドル越えは多分「ムーラン・ルージュ」だけ?) 彼女ほど、スクリーンで映える人もなかなかいないのですが。往年の大女優の演技を熱心に観てるのがよく分かるほど、立ち振る舞いも美しい。

そんな感じです―

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