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三十四回目。

しまった、これほどスッと染み込むポップソングスを奏でられると、拒みようが無い(笑) 某ビタミン系飲料のような安っぽい表現をしてしまったけど、本当にこんな感じで・・・このオランダ出身Benny Singsが世に知れるのも時間の問題かと。(これでも最新アルバムの発売から半年経ってるんだけど:笑)今まで自分は「ソウル」という畑に加齢臭のようなオヤジくささを感じて、意図的に避けていた部分があった気がしますが、Benny Singsを聴くと、こんな聴きやすかったんだと思いました。聴く世代を選ばぬ、懐かしさすら感じる音楽。ホームレコーディングの長所を存分に生かしていて、まるで友人のホームパーティに招かれたような気分に浸れる。下のジャケ写クリックでamazonへ飛びます。ジャケの顔を凝視するとラリゴに見えてくるのは気のせいですよ。Myspaceで聴ける旧作の音源もすこぶるイイので、マウスがカチッと鳴ってしまいそう・・・しかし、ネーデルランデンは案外、純度の高い音を作るのに長けてる気が。

 Benny sings

ついでに云えば、「懐かしさ」とは何なんでしょう!! 例えば60'sの音楽を聴いて、60'sを生きてない人が懐かしいと云ってしまうのは、よくありますよね。別に私はベルリンの壁が崩れるとこを観ても、記憶が無いから懐かしさとかは無い。懐かしさってのはファッションや映像などのポピュラーカルチャーの面に限られますよね。(この間のCobra StarshipのMVの初期MTV感とか) だから小さい頃に南沙織の歌ってる映像を観て『なんか懐かしい感じだね―』と云ったら、『あんた生まれてないじゃない』と親に突っ込まれることが多々ありました。(母は南沙織の大ファン)今の若い人も『三丁目の夕日』とか観て、こう胸の奥に妙な懐かしさが疼きません?(私はこういうの、中年の染みったれた懐古主義だと思って、あえて観てないのですが:笑) やっぱり、懐かしさは『体験したから懐かしい』じゃなくて『これは懐かしいもんなんだ―!!』と思ってるから懐かしいのかなって。だから、『ニュー・シネマ・パラダイス』のラストは反則技ってくらいズルいんですけど、毎回懲りずに泣いてしまうのは単なる感動ではなく、どこからともなく込み上げる名画への懐かしさがあるからなのかな、と思いました。どっかで誰かも云ってそう。でも気にしない。

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by Syamo Trackback() Comment(0)
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