The Secret Handshake ― エレク
トロ・ポップに入るのでしょうけど、最近の傾向として「エレクトロサウンド」がかつては、クラブミュージックや人工的で冷やっこい音を表したりするために用いられてたのに反し、今はそこに「ぬくもり」を持たせるタイプが増えてますよね。(まだ注目度の低いバンドを含めるとかなり多い) ダンサブルなクラブミュージックを愛する人からすれば、ロックの端くれが慣れないこと無理にしてるだけ、という風に捉えられるかもしれないし、確かに上手い下手がとても割れる分野だと思う。でも、この
The Secret Handshakeと、昨日までBGMとして流していた
Calvin Harrisを比較するのはお門違いなわけで。(ちなみにCalvin大佐、最近私の中でアイドル化してます。笑)
こういうサウンドが増えたのにも、創作活動の環境の変化があるのかなぁ...と。お友達を無理にバンドに誘わなくってもMac一台で宅録音楽が簡単に出来る。そういう場合エレクトロにするのが一番楽、みたいな・・・生音の重厚感よりもビート重視だし。なかなか生音の良さは表現できませんからね。ただやっぱりね、浅倉大介レベルになると違いますよ!(笑)全ての音を自在に操りますからね。あの人は究極だわ。って知らない人はわかんないと思うけど・・・彼もエレポップに温かみをもたらすことが出来る人ですよね。誰が、そういう音楽を始めたとか始祖的なことは分かんないし、あんま興味ない。でも、私の短い歴史では浅倉大介が始祖、ですね(国違うけど笑)
ポップロックなどの派生から生まれたエレクトロポップのUS若手代表格
Hellogoodbyeも、現在のフランスのエレポップとはまた違うし、ニューウェーブからレイヴに繋がるUKシーンとも違うけど、確かに自分達の音を持ってますよね。正直、このThe Secret Handshakeの方が評価は高いと思いますし、私もHGBより良いと思う。あと、ここでは
Panic!at The Discoや
Powerspace等は含みません。キーボードがピコピコなってるからって全然違うし。ただここで
Her Space Holidayとかを引き合いに出すと、やっぱり芸術性は劣るけど。
で、このThe Secret Handshakeこと
Luis Dubucのソロワークにせよ、ロックが源流であると考えると、バンドサウンドに変更しても何の問題もないメロディの良さと抜群のポップネスを兼ね備えてるので、あえてエレクトロにする必要がどこにあるのか・・・なんてこと云う人は嫌い。ちいせ―ちいせ―!そんなこといってるから音楽がつまんなくなっちゃうんじゃないのかな―?でも、この先このスタイルを貫き続けるのかどうかは分からないけれど、私は続けて欲しいです。切なかったり、優しかったり、アップテンポだったり、ヴァラエティに富んだ『One Full Year』はかなり魅力的です。ただ、ヴォーカルをエフェクトに頼りすぎ?ちょっと歌い方が単調な感じ。次回作はその辺の変化も期待したいです^^
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