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十五回目。

今日電車で見かけた日本教育大学院大学という、私が名前を知らなかった大学の広告にこんなことがかいてありました。(以下、本当に営業妨害です。ごめんなさい。)

『日本6%  アメリカ59%』

・・・・何の数字でしょうか? 大学院を出た後に、中学二年生の理科教師になった割合らしいです。つまり中学二年生だろうと、大学院出が世界ではナチュラルなんですよ―・・・というのがこの広告のねらい目。さて、それはどうでしょうか。この広告を見て『いや―ん、日本ってやっぱり教育現場も世界より劣ってるのね―これじゃだめだわ―』と敗北感・劣等感を感じる人がどれほどいるかは分かりませんが、私が気になるのは「世界の先生は大学院出」みたいなことが書かれていたんです、上記に加えて。あら、どこに世界の数字が? アメリカしか載ってないのに、何故「世界」と堂々と書けるのでしょうか。『なるほど世界はこんなに大学院を出た人が中学生を教えているのか・・・』と思った人はまずいと思います。『アメリカ=世界』という公式が完全に刷り込まれた挙句、疑問も抱かずにいるのですから。恐いと思いませんか? こういう広告はありがちですし、それこそ何十年という単位で、多くの日本人を悩ませる『刷り込まれた劣等感』はぬぐいにくいものがあり、こういうのを見てもいっそ慣れてしまった方が良いのかもしれません。

それでも、私はこういうのを目にすると呆れ返ってしまうわけで・・・他にも突っ込みを入れるとすれば、アメリカでの中学生教育が果たして日本よりも勝っていると証明できるのでしょうか。まぁ「馬鹿と天才しかいない国」というのは極論だと思いますが、日本の教育以上の格差があり、流動性の低い世界だとは云えるでしょうね。さらにうるさく云ってしまえば、今の理科教員を目指す大学生の53%が大学院を志してしまったら・・・貴重な税収源が、かなり減ってしまうのではないでしょうか(笑)今の時代、理科教員の採用も少ないと思いますが、高齢化社会はあなどれないですよ。老年人口指数は年々上がってますからねぇ。あてくしが生まれた1987年前後を名づけるとしたら、『プレッシャー世代』とか云われるらしいですよ(笑)

まぁ、物事をなんでも批判的・疑心的に見る悪い癖(今となっては良いクセだと思います)が染み付いてしまっている私は、こんな風に、可哀相な大学の力ない広告をコテンパンに貶してしまうわけですが、みなさんはどう思われますか? あと、小さい頃から気になっていたのですが、何故日本のCMは白人がよく出てるんですか?安い出演料で、それなりの仕事をしてくれるから?(私たちの価値観的に)見栄えがいいから?じゃあ、デパートのマネキンが西欧人みたいな顔なのは何故?日本列島の人が買うのに。通販の広告でも、普段着は日本人モデル着用なのに、女性下着は決まって西欧人モデルだし? (これは、日本人だと身内を見るようでバツが悪いからかと思いますが) 父親が米国人でありながら、私はこういうことが異常に気になってしまうのですが・・・みなさんは普通に過ごされてるのか、それとも・・・。価値観とは、生活してゆく中で呪いのように決めつけられているのかも。自分が当然だと思ってることに違和感を感じることも大事かな―とふと思いました。

散々営業妨害しまくりで申し訳ないので、宣伝としてリンクしておきますね。お詫びです。別に広告の仕方が悪かっただけで、HPいたってまともな感じでした。

♪今聴いてる曲♪
Animal CollectiveGrass
ちょっと前のだけどプロも来日時の(知らなかった!)インタビューがOops!で読めますね。Oopsのインタビューは結構好き。アーティストとか内容とか。Animal Collectiveやばい。

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by Syamo Trackback() Comment(0)
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