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十二回目。

ゴア氏とIPCCがノーベル賞を共同受賞しましたね。旧ブログでもゴア氏については何度か言及しましたけど、これは彼自身の功績をたたえての受賞というよりは、世界的に環境問題への関心を高めることと、警告を表している感じですよね・・・まぁ、彼は大統領立候補に関する質問は上手いことはぐらかしてますが (前は記者団の立候補に関する質問に「ない」と答えてたのに、今回はシカトだった気が。) 大統領ってのはちょっと無理がありますけど、もう少し影響力のある地位に立つことは必要だと思います。(いや、それもどうだか・・・)とりあえず今日私がCNN見てた限り、彼の受賞には触れてませんでしたよ!(私が見てないときはしてたのか?) そのかわり、「中年もTEENのスラングを理解しよう」なんてコーナーをのんきに設けて放送してるし(笑) とにかく反応が薄いのは事実。

私はゴア氏を支援しているわけではありませんが、全米右翼メディアのように彼の排出すると思われるCO2量をセコく責める気もありません。ただ、アメリカが変われば、中国が今のように、自国を「発展途上国」と呼んでは環境対策から目を背け続けるのを難しくさせられるのではないかと思って。今でも国際社会からの厳しい目は向けられてますけどね。IPCCの受賞も意義深いと思いますが、彼らの活動は政治勢力に圧迫を受けやすく、彼らのことも完全に信じることが出来ないものだとも思ってしまいます。研究者は、お金出して貰えなかったら何も出来ないし・・・ただ私のような民間人はそういう信頼できると思われる団体の発表する数字や統計を信じることしか出来ない気もします。人間がこの状況を改めるべきなのは事実だし、一部の反論者たちの説得力の無さも呆れるし。

ただ私が思うのは「私たちの大切な地球を守ろう!」という浅はかなうたい文句への疑問。地球は私たちのためにあるわけではありません。私たちへ配慮しようなどとも思いませんし、別に人間に適応するために変わってはくれない。(だからこんなヒーヒーいってんだけど) だからICPPの熱心な研究成果も、ほんと―に地球の歴史からすれば一部なわけで、もしかしたら、この環境変動で人間という害虫は「淘汰されるべきモノ」に過ぎないのかもしれませんよね。ましてや、北極で生きる生物の尊い命も、「淘汰されるモノ」なのかもしれない。まぁ実際、氷河の中の空気を検出する方法で年代別に二酸化炭素量を測れば、人的影響は否めないみたいだけど。

でも、ノーベル賞の「平和」という文字に注目するならば、環境問題は深刻ですよね。本当は分かってるんですよね・・・みんな、地球が終わるのが恐いというより、戦争が起きて自分たちで地球を終わらせてしまうのが恐いんじゃないか。今日の環境変動が、人間の歴史という短い目で考えたうえで「人的影響」とするならば、責任をもって行動を取るべきだし。

私たちの所有物』ではない地球が私たち向けに変わってくれないなら、人間は微々たる力で最後まであがくことをしてもいいわけだし。ただ、「地球」という言葉がいかに「大衆向け」(=あほ向け)かということも認知すべきかなと。もっと個体レベルで多くの人が現実問題を知っていくことが必要な気がします。アマゾンの地帯を「地球の肺」として考えるんじゃなくて、「追いやられながらも、したたかに生き続ける先住民族の住む場所」として考えて、守ろうと思うことが出来る社会になって欲しいなと思うわけです・・・(だからってお節介に彼らの生活を干渉するとかそういうんじゃなくてね) そんなんなったら苦労しないよな―!

ああ、こんなことのさばっておきながら、尻の重い私はコンビニの募金とか神経質なリサイクルくらいしかしてないし。自分のこと、棚に上げちゃダメですよね、反省半生・・・。ほんと、誘っていただけたら東北の酸性雨でボロボロになった土壌を回復する活動とか喜んですっ飛んでってやりますので。(・・・

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