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百回目。
Two sons

最近、時間がとにかく足りなくて一日が40時間だったら…とかばっかり考えてるんですけど、今日で冬休みも終わってしまって更に鬱。(月曜は授業が無いので明日休みだけど用事が…)気分転換に映画でも見るか、と閲覧用サンプルのDVDの中から『フランシスコの二人の息子』を鑑賞。

ブラジルで小作人として働くフランシスコが、息子たちに自分たちと同じような生活はして欲しくない、音楽で一発儲けて楽な暮らしをして欲しいと、彼らに音楽を半ば強制的に学ばせていくという、今ではブラジル音楽界を代表する(らしい)アーティストゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの実話に基づいた物語。フランシスコと妻エレーナは文字通りの貧乏子だくさん。ただ貧しいながらに晴れやかなブラジルの空の下、幸せに温かな家庭を築いていく姿が見ていて気持ちが良い・・・フランシスコの野望の最初の被害者は長男ミズロマル。始めは音痴はなはだしい彼だけど、ハーモニカを買い与えて以来、音楽に没頭する。二人目の被害者となる次男エミヴァルとデュオを組むことになり、父はそれぞれにアコーディオンと、アコギを有り金はたいて買い与える。

彼らに生卵を毎日飲ませるという自己流特訓をさせる父親だが、楽器はてんでダメ。ほぼ独学で習得していったエミヴァルとミズロマルに驚く。そして彼らの歌声の心地よさと、楽曲の素晴らしさに感動。しかも、かわいい!!(笑)徐々に音楽の楽しさと、貧しい家族の生活の足しになればという健気な想いから路上ライブを始め、二人の歌声は多くの人の心を揺さぶっていくのだけど…ある悲劇が家族を襲うまでの中盤(少年期)は、とても魅力的で、目が離せない。ただ、後半(青年期)は、ミズロマルが何だかFall Out BoyPeteがどうかしちゃったみたいな顔になっちゃって、少し萎えるうえに展開も中だるみ気味。でもラスト、フランシスコの秘かな尽力(これがまた良い!!)も手伝って、ようやくトップアーティストとなっていく過程を見ると、すぐに大衆に見いだされず都会の辛酸を舐める場面があったのは良かったのかな。ラストあっての中盤で、中盤あってのラストではないことは確か。現在のゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノと両親の姿(本人)で映画は終わるが、町では気が触れたと言われたフランシスコの判断が間違いではなかったんだなと。理想像とは言い難いかもしれないけど、最高の親父だった。妻エレーナの夫を信じる大和撫子ぶりにも脱帽。

私はゼゼ・ヂ(以下略)を知らなかったので、先入観もなく見れたので逆に良かったと思います。前半が良かっただけに、後半の構成悪さと青年期の薄っぺらさが目立ちますが、とにかく、音楽だけでも本当に最高なので良かったらどうぞ。



だからさ。後半がアレだって言ったじゃないですか。何かね、安っぽいラブストーリー調になるところがあるんですけど、あそこだけは音楽も気に入らない(笑)

っていうかブラジル人なのに、恥じらいすぎて逆に笑えた。

え、お前らそんなに初々しいわけ?とか。
オチリがムズがゆくなりそうなくらい、ドギマギしちゃってんの。
ミズロマルが、女の子にチューしただけで、女の子逃げちゃうし!
え?大正時代の日本ですか?(適当)ってくらい恥じらう(笑)
妙に不自然なんですよね。

新たなブラジリアンイメージが構築された瞬間でした。

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by Syamo Trackback() Comment(0)
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